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約70%の女性が生理前、生理中において軽い痛みや痙攣等の症状を伴っています。しかし、このような症状は日常生活に支障をきたすほどではないと思われます。通常、月経周期の前日か二日前に始まり、月経周期の初日に最もきつく不快を感じる女性が多いでしょう。PMSの症状は150種類以上もあります。アーユルヴェーダの体質別による症状は;


ヴァ−タ

不安、抑鬱、不眠、便秘、頭痛、気分の変動が激しい、空虚感、虚脱感 めまい、皮膚乾燥、口渇、月経中の痙攣性鈍痛

ピッタ

怒り、いらいら、批判的、怒りが爆発、下痢、口渇、発汗、発熱、紅潮、ニキビ、発疹、凝血を含む過多月経、頻発月経(月経の間隔が短い)

カ パ

倦怠感、だるい、疲労感、むくみ、嘔気、食欲低下、乳房の張り、粘液や凝血を含む濃い月経、稀発月経(次の月経までの間隔が長い)

PMS の原因

   血液中のエストロゲン値(卵胞ホルモン)が過剰
   水分保持の欠乏、ビタミンB6の欠乏 
   プロゲステロンホルモン(女性ホルモン)の欠乏
   甲状腺の異常          
   低血糖(血液中ブドウ糖値の低下)
   セロトニン(神経伝達物質)
の欠乏


PMS の改善法

体が水分を欲しがっている間は塩分を抑えた食事を心掛けます。カリウムの豊富な食品は むくみ 防止となります。またアルコール、カフェインの摂取を控えればPMSの症状は緩和されるでしょう。アルコールは神経抑制剤であり、利尿剤です。PMS(頭痛、疲労、気分の落込み)を一層悪化させます。一方カフェインは興奮剤です。「不安感」「短気」「乳房の痛み」といった症状が現れます。

一方、PMSにより、甘い物やスナック菓子等が無性に食べたくなるという女性も多いでしょう。それらの欲望を抑えるには、食物繊維が豊富な炭水化物を取ることが勧められます。食物繊維は、過剰なエストロゲン(卵胞ホルモン、PMSを起こさせる一因)を身体から取り除く作用を持ちます。また高炭水化物はPMSに伴う 「緊張」 「不安」 「感情の起伏」 といった心理的症状にも効果が高いということが某研究所によって報告されています。

   また、「むくみ」や「気分の落込み」を和らげるにはビタミン・ミネラルの摂取が良いということも報告しています。最も理想的な摂取量はカルシウム(毎日1000mg)マグネシウム(月経周期の後半に摂取22mg)ビタミンB6(毎日50〜200mg)ビタミンE(毎日150〜400 IU)です。しかしこれら全てを普段の食事から摂取するのは難しいと思われます。

生理中の軽い痛みや痙攣は一般的な症状なので、とくに病院へ行く必要はないでしょう。しかし、このような症状は女性にとって非常に厄介で不快なものです。症状を和らげる方法は;

    塩分は身体に余分な水分を溜め込むため控える
  十分な休息を取る(ただし眠るという意味ではありません。)
  昼寝は避ける           
  バランスの取れた食事を心掛ける
  砂糖やカフェインの摂取は控える
  アルコールやタバコは避ける 
  深呼吸を促すウォーキングのようなエクササイズをする
  温かめのハーブティーを飲む
  温めたオイルで背中をマッサージする
  カルシウムやマグネシウムの補助食品は痛みを軽減させる

アーユルヴェーディック・ハーブ

PMSに効果的なハーブは

アシュヴァガンダ 
シャーターバリ 


月経困難症 

生理中に痛みがかなりひどく鎮痛剤を必要としたり日常生活に支障をきたす場合は 月経困難症 の疑いがあるので、医者の診断を受けるべきです。また出産後、症状が消えたり、改善されたりする遺伝的なものもあります。しかし月経困難症は子宮の病気(子宮内膜症等)が原因であることが多く、異常のない場合は、月経中の子宮収縮がほかの人よりも強いと考えられます。


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